モセリの飼育
(マレーシア)
黄金に輝くクワガタ。国内に入り始めてから数年間、飼育難易度が高く、産卵どころか
長生きさせるのにも苦労した方が多いのではないだろうか。
しかし一変、現在では砂埋めレイシ材や産卵用カワラ材・カワラタケ菌糸ビンの普及により、普通に飼育
できるようになった。
この記録は、飼育方法がまだ模索されていた時代の記録なので、
参考にはならないだろう。思い出、というところにとどめておくことにする。
2002.2.10.インターネットでワイルド1♂2♀を購入。
ちょっと小さいが、やっぱりかっこいい!
まマレーシアからようこそ!
2002.2.11.さっそくペアリング。
2002.2.13.♀が朝と同じ場所にいる!
取り出してみるとぐったりと動かない!
しかし、しばらくするとがっしりと俺の指をつかみだした。
穴のあいていないビニールを2枚はさんでおいたので窒息したようだ。危ない危ない。
↓
2002.2.16.窒息していた♀が霊芝に穴をあけ潜っている。
期待できそうだ。
↓
2002.2.20.窒息していないほうの♀が死亡。産卵せず。
2002.2.25 ここまで上の方法でためしてみたが、1卵も得ず。
土埋めレイシはバラバラにされやすい。
一つだけバラバラにされずに産卵部屋がいくつか見つかった材があったが、卵はない。
卵の死骸もまったくない。???
↓
2002.2.26クヌギレイシを1500円で買ってきた。
↓
2002.3.4 ♂の死亡を確認。♀はよく潜っている。
↓
2002.3.22 マット(ケースの底)から卵2個を発見。
プリンカップにティッシュをひき、霧吹きして管理。
2002.4.20 最初の1頭が孵化。
20マットにも産んでいたので材なしで♀を再びセットした。
↓
2002.5.2 割り出し。
ケースの外から2卵確認していたのでもっと産んでいると思ったが、その2卵だけだった。
1頭は孵化していた。
しばらく♀に栄養を補給して再セットする。
↓
2002.5.27 ♀1頭はまだ生きているが、産卵しているかどうかわからない。
オウゴンオニは幼虫を与えても食べなかった。
ここまで4卵しか産んでいないので、もうちょっと産んでほしいのだが・・・
↓
2002.6.15 とうとう♀死亡。最初に窒息しかけたが、よくがんばってくれた。
結局、6卵 産んだ。
そのうちの4卵が孵化。2卵は腐死。
★幼虫飼育★
4頭の幼虫のうち、1頭はリキッドメタル
3頭は自作菌糸ビンで飼育中。
2002.6月 2令幼虫 リキッドメタル
↓
2002.7.9 3令幼虫 リキッドメタル
2002.7.9 3令幼虫 自作菌糸ビン
2002.11.22 蛹から羽化。 リキッドメタル
羽化したては真っ赤です。メスでした。
ここまで、孵化から7ヶ月です。
夏は24℃くらい。そのほかは20℃くらいで飼育。
★羽化データ★
残念ながら、無事に成虫までいったのはこの2頭だけでした。
オスを購入して二年目がんばります・・・。