2009年夏、市立函館博物館「むしづか」にダイコクコガネの蓋が設置されました。
この「むしづか」は以前、正和重孝が幼少期を過ごした五稜郭公園内の函館博物館
(五稜郭分館)にありました。 。
作家が子供の頃、飼っていたクワガタやセミが死ぬと、このむしづかに入れて供養
していたものです。 。
近年、五稜郭公園内に箱館奉行所が復元されることになり、博物館の五稜郭分館が
閉館。「むしづか」は函館公園内の市立函館博物館(本館)に移されました。 。
歴代の蓋は木でできていたため、腐朽が進むたびに作り変えられており、彫刻家とな
った彼は腐ることのない石で蓋を作ることを提案し、博物館と協議の結果実現するこ
とになりました。 。
石の蓋は少々重いですが、落成イベントでは子供たちが集まり、次々に虫の亡き骸を
供養していました。 。