ゴライアス プレイシーの飼育

再チャレンジ!

2005.4.28

前回の飼育では羽化まではいったものの、F2幼虫を1頭しか

得られなかったうえにそれも死んでしまったので、幼虫を買おうかと思っていた。

すると、友人から連絡があり、数頭を譲り受けることができた。

なんとありがたいことではないか。

プレイシーF1の飼育では、羽化時期のズレによるペアリングの難しさを痛感した。

これを解決するには、一人でなんとかしようと思わずに、同じ志を持つ人とのネットワーク

に頼ることが飼育を続けるために不可欠なのではないかと感じた。

 

2005.5.1

今回の幼虫は大事に育てようと意気込む。

最初から大きめのケースに入れることにする。

ドックフードは半生タイプ。

左右でマットの色が違うが、右はカブトに使うようなマット、左はアンテに使うようなマット。

どうやらあまり関係なく、どちらも行ったり来たりしている。

ドックフードはいつでも見えるようにシールの下壁面に置く。

だいたい1日〜2日でなくなるのですぐ追加する。

2令後期までこの容器で飼育しようと思う。

幼虫は容器の壁に沿ってトンネルをつくり、常に移動している。

カビの生えたドックフードも平気で食べているが、できるだけ新しいものに変えている。

 

77g これは結構大きいぞ。

ご覧のように、土は感想気味ではない。

 

2令ワンダリングが始まったら蛹化用の土に入れ替える。

これもそんなに乾燥土ではない。

一週間以内にこのようにトンネルが出来ていて、徘徊が終わっていそうなら、繭を作り始めた可能性が高い。

土が合わなければ、蓋の下でやる気なさそうにしているので、そういう場合は土を変える。

酸欠の場合は蓋の下でぐにょぐにょになっているので空気穴を確保する。

ダニなどで穴がふさがってる場合があるので注意しなくては。

酸欠でぐったりしていても復活する場合が多いので、カップに入れて様子を見てると、

数時間から半日で動き出す。この辺は丈夫な虫だ。

 

珍しく壁際に繭をつくったようだ。

私は蛹になったのを見計らって、上の土を慎重に取り去ります。

ウガンやMオーベルなどと違って、繭の壁が薄い。取り出すのは危険なので、避けたほうがよい。

羽化していれば問題はない。

蓋は1日あけたり、軽く閉めたりと、調整して乾燥気味にしてゆきます。

 

★結果★

羽化までの失敗は激減したが、羽化日と活動期の個体差が激しい。

同じ環境でなぜこんなに違うのだろうか。

始めに羽化した♂。なぜか少々黄色い。

 

黒々とした♀。戦国時代の鉄兜武者を連想させる。

 

まだ湿っぽい。美しい♀になるだろう。

 

小型の♂ かなり白化固体だ。

 

幼虫時77gだったプレイシー。羽化したようなので、掘り起こした。

期待に反して81.5ミリだが、それでもうちでは最大サイズだ。

 

★飼育考察★

もどる