ようこそ虫のアトリエへ。ここでは作品を生み出す現場、山梨のアトリエやその周辺の

身近な出来事を紹介します。週に一度更新するので、どうぞお楽しみに!     

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2012年12月4週目更新↓

展足のようす。冬は乾燥が速いうえに、カツオブシムシの活動も鈍いので、標本を作りやすい。

 

2012年12月3週目↓

冬がやってきた。

植物を観察すると、すでに芽がつくられている。

春を待つのは、いきもの共通の楽しみといえる。

 

2012年12月2週目↓

アトリエの丘から見える富士。

美しいと思う心は、何が起因なのか。

焦る気持ちは未熟から起こるのか。

 

2012年12月1週目↓

夜がきた。家に帰ろう。

あついお風呂に入って、おいしい夕食をとって、ぐっすり眠ろう。

生活を楽しんで、人生を全うしよう。

 

2012年11月4週目↓

最近入手した三葉虫。三葉虫はどれも彫刻的であるが、

敵から身を守るために丸まった防御の姿勢が、特に塊(かたまり)として魅力的だ。

 

2012年11月3週目↓

これは三葉虫だが、正面から見るとかわいらしい顔にみえる。饅頭のような木の実のような・・。

手にするとピタリとした質感も魅力だ。

実際に手にするということは、写真で見るのとは大きく違う。

印刷物や液晶画面はあくまで代用であるという当たり前のことを、心得て生きなければならない時代がきたようだ。

 

2012年11月2週目↓

インカ帝国展を観に、県立考古博物館に行ってきた。

モミジが美しく紅葉していた。

 

2012年11月1週目↓

なんと、コウモリが家の中に。

キーキーいっているが弱っているようだ。

 

2012年10月4週目↓

あめだニャ〜

土かべ小屋はなかなか完成しない・・・

 

2012年10月3週目↓

展覧会の案内状が出来上がった。

しかし、これからが大変である。発送準備は、毎日やってもゆうに一週間以上かかる。

みんな作品を観に来てくれるだろうか。

今回はハガキサイズ二つ折りのパンフレット。

 

アトリエの景色も変わってきた。

涼しいので、コーヒーもおいしく感じる。

 

2012年10月2週目↓

制作中のゴミダマ。

11月の個展に間に合うだろうか。

 

2012年10月1週目↓

秋はこれ。炭で焼くのが一番。

 

2012年9月4週目↓

このカメムシは背中にハートのマークがある。

この辺では時々見かける種類。

 

2012年9月3週目↓

7月に玉抜きした巨峰・・・黒々と育っている。

ちょっと細長かったかな。もっと粒が大きくなる予定だったが・・。

 

2012年9月2週目↓

庭ではイワシャジンが咲き始めた。

 

2012年9月1週目↓

アトリエで山を眺めながら一休み。

夜は水銀灯にクワガタが飛んでくる。

9月に入って一気に数が減ってしまった。

 

2012年8月4週目↓

庭のサギソウが咲いた。ときに花にこころをとめることがある。

・・・こう言われているような気がする。

「そうあせるな、つまづきますよ。」

 

2012年8月3週目↓

大きめのミヤマクワガタをひろった。

アトリエではノコギリクワガタがたくさんクヌギに集まってきている。

 

2012年8月2週目↓

アブラゼミの羽化。朝、逃がすときは鳥にパクッとやられないようにしなくてはならない。

 

2012年8月1週目↓

アトリエの丸太にルリボシカミキリが集まってきた。

時期になると一斉に集まってくるが、その期間は短い。

 

2012年7月4週目↓

写真左:クワガタのシルエットを発見。どの枝かわかるだろうか、ズームして真ん中の写真ではミヤマクワガタとはっきりわかる。

いくら蹴とばしても落ちてこないので、車の屋根に上って釣竿で叩き落した。

思ったより小さい・・木に付いている獲物は大きく見えるものだ。

 

2012年7月3週目↓

牧丘も真夏に突入。サボテンも休眠に入る。

水遣りをひかえ、涼しい場所で夏を過ごす。

 

2012年7月2週目↓

これは若い巨峰。

この時期、最後の粒抜きをして袋をかける。

左のように粒が多いとぶつかり合って形の良い大粒にならないので、右のように隙間を作る。

バランスを見ながら、黒々と膨らんだ巨峰をイメージして粒を抜く。

彫刻家にはなかなか楽しい作業である。

 

2012年7月1週目↓

梅雨なので挿し木をしてみた。

上はツツジ類、下は桜たち。発根するだろうか・・・

 

2012年6月4週目↓

部屋にゲンジボタルのオスが入り込んでいたので庭のアジサイ苔玉へ放した。

今年は家の横のセギ(用水路)に段々をつけてカワニナを150個放流した。

年々ホタルが増えてくれるといいのだが・・・

 

2012年6月3週目↓

象嵌を施すために眼を彫り下げる。

この季節、いろいろな昆虫を見かけることができる。

今日はアカスジキンカメムシが飛んできて頭に当たった。

 

2012年6月2週目↓

庭のようす。ミヤマキリシマツツジ、イワシャジン、ヒメヒオウギなど。

 

2012年6月1週目↓

庭で育てているイチゴ。うちでは実が熟すのが5月〜6月だ。

 

2012年5月4週目↓

このアトリエを開いたとき、クワガタが来るようにクヌギを何本か植えた。

もともとミヤマやノコギリが飛来しているが、クヌギが樹液を出すようになれば、更にぎやかになるだろう。

5月というのにスジクワガタやヨツボシケシキスイなどが柳の樹液に集まっている。

 

2012年5月3週目↓

ここはアトリエ近くにある民家で、三尺ふじとして知られている。

なんとこれすべて一本の藤の木から咲いた花だからすごい。

 

2012年5月2週目↓

リラの花(ライラック)の小品盆栽。

かわいらしい花が咲いて、とてもいい香りだ。

 

2012年5月1週目↓

アトリエで一年前に植菌したシイタケが出てきた。

さっそく食べたが、身がしっかりしていて、味は濃厚だった。

今年はこれで楽しめそうだ。

 

2012年4月4週目↓

山梨市の高台から撮影。ピンク色はすべて桃の花。

これが桃の花。

 

2012年4月3週目↓

この姿・・・神代桜を見に行った。

後ろにいるヒトで幹の太さがわかると思う。

樹齢約二千年、木と言うよりは神のようである。

 

2012年4月2週目↓

アトリエに散らばる石の破片。

なぜこんなものまで保管しているのか。

石の彫刻を作るとき、大きな塊を買ってくる場合がほとんどだ。

しかし、作品を作るたびに購入していては、旅費・運送費がとんでもない金額になる。

そこで、買うときはまとめて買うのだ。使えそうな魅力的な石を10トンのトラックに積めるだけ積んで運ぶ。

さらに、荒取りで割ったものも保管しておく。

以前購入した原石の破片を、15年経ってまた使いたくなるなどはよくあること。

彫刻を続けるには、このような工夫も必要となる。

 

2012年4月1週目↓

秋田の後、函館に帰省。

左は函館駅の改札を出ると迎えてくれる、流政之氏の「サキモリ」

上は五稜郭にある六花亭の店内です。カウンターの後ろには五稜郭城址の桜並木が広がり、

その側面には大きな桜の木のドローイングが展示されている。

五稜郭では、桜が咲くのがゴールデンウイーク頃なので、ぜひ一度行ってみてほしい。

 

2012年3月4週目↓

展覧会で秋田へ。

比内地鶏、きりたんぽ、あきたこまち、いぶりがっこ、稲庭うどん・・・

秋田は名産がたくさんある。

 

2012年3月3週目↓

アトリエから見下ろす雲海。

湿気が春を知らせ、カエルが歌い出し、つぼみがほころぶ。

 

2012年3月2週目↓

15年ほど前に購入した、三葉虫の化石が入っている石。

よく見ると右上のフレキシカリメネは防御態勢をとっている。

もしや、完全に丸まっているのでは?と思い、石を割ってみると

完全な防御態勢ではなかったが、クリーニングすると美しい姿があらわれた。

 

2012年3月1週目↓

近所の根津記念館へ梅盆栽を見に行った。

何十種何百匹もの甲虫を飼育していた頃に受けた影響は”感動と刺激”であった。

いま植物を育てることで受けるものは”安心と平穏”である。

人は年齢や環境で求めるものを変えてゆくのかもしれない。

 

2012年2月4週目↓

国産オオクワガタをモチーフにブロンズ作品の原型を制作中。

模型やフィギュアのように本物そっくりに作るのが「彫刻家」の仕事ではない。

彫刻とは文字通りに言うと彫って刻むことを指すかもしれないが、文明が起こって以後、人類が進化させてきた「彫刻」はそれだけに留まらない。

これを言葉にするのはむずかしい・・・だからこそ彫刻家がいるわけだが、なぜか現代美術界は、この「彫刻」を捨て去ろうとしている。

その原因は彫刻家が ”理解されにくいこと” に堪りかねて ”ウケること” を目指してしまうことにあると思う。

もうわかる人もいるだろう。それが現代だと言ってしまってはいけない。

ロダンの言葉にこうある。「もし急いだり行きつこうとあせったり、労働それ自身を目的として考えなかったり、

成功、金銭、勲章、註文などを思ったりしたら、お仕舞いです!」

 

2012年2月3週目↓ 

これは真っ赤っかなインペラトールホソアカクワガタ。

生きているように見えるかもしれないが、乾燥した標本だ。

作品の資料としては、左右対称にきれいにそろった一般的な型では役不足。

しかし、背中に針を刺さずにこの展足をするのはなかなか難しい作業でもある。

 

 2012年2月2週目↓  

アトリエからの帰り道、いつもの場所で車を停める。

富士を眺めながら一息つく。

うつくしい富士だ・・・などとは考えない。

早く暖かくなってクワガタが出てこないかな、と気がはやるだけだ。

 

2012年2月1週目↓

毎年雪が降るのだが、すぐに雪かきをしなくてはならない。

それにしても、雪化粧した山のなんと美しいことか。

雪かきを終えて暖をとる。残った雪は、このまま凍ってしばらく溶けないだろう。

朝は氷の世界。

立ち入ってはいけないような気もするが、、、

パリパリパリッ!ガリッ!

まずは体を温めてウオーミングアップ。

 

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