ようこそ虫のアトリエへ。ここでは作品を生み出す現場、山梨のアトリエやその周辺の

身近な出来事を紹介します。月に一度更新するので、どうぞお楽しみに!     

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2013年12月更新↓

草木はすっかり冬の装い。

以前は、冬は植物が枯れる季節としか考えなかったが、今はまったく違う。

植物はすでに新しい芽を出しているし、樹形を楽しめるのもこの季節ならでは。

 

自作の鉢に苔。

12月25日でこの状態。1月16日までにテナガコガネを仕上げなければならないが、間に合うのだろうか。

まあ、考えても仕方がない。どんどん進めていこう。

 

ルリボシカミキリのドローイングを制作中。

標本作りがしたい。しかし作品も進めなくては。

 

2013年11月↓

遠くの山が黄色く色づいてきた。クヌギは春の芽出しまで枯れ葉を落とさない。

3年前に実生したこのクヌギが樹液を出し、クワガタが集まってくるのは何年後かなあ。

今年は柿が豊作のようだ。愛馬は今日も調子がいい。

静岡の個展会場を抜け出して、県立美術館のロダン館へ。

お目当てはブールデルのアポロンの首。これを見るだけでも静岡に来る意味があるなあ。

今年も30個の枯露柿(ころがき)を作った。

鮮やかなオレンジが甲州の秋を彩る季節。

 

2013年10月↓

オオカマキリが制作中の作品の上で日向ぼっこをしている。このご婦人はお腹が大きいねぇ。

秋になると、まずススキの穂が原っぱを埋め尽くす。そのあとにセイタカアワダチソウが黄色い花を咲かせる。

ミヤマクワガタの本体が出来上がってきた。今回は太めでゴツゴツしたミヤマを目指している。

キイロスズメバチがセミを襲っている。この時期はエサが少なくなるのと、巣が大所帯になるのとで彼らは凶暴になる。私が近寄ってもお構いなしだ。

庭の大文字草が咲き始めた。線香花火の火花のようだ。

10月後半だというのに、スジクワガタがハンノキの樹液に来ている。

毎日これを見るのが楽しみだが、彼らがいないとなぜか寂しいのだ。

 

2013年9月↓

きょうも日が暮れる。涼しく、虫の音が響き、一年でいちばん制作の進む季節がやってきた。

写真家の森政俊氏が撮影に来てくれた。このとき撮った写真が今回のギャラリー田村の個展でDMとして使うことになった。

ミヤマクワガタを展足、この針の多さはどうだろう。佐藤せいわ式の展足では、生きてる感が大事。

慣れた虫屋(昆虫収集家)の展足では針が放射状に刺さる。慣れていない人がやると、向きはバラバラだ。

 

2013年8月↓

ブロンズの大アゴが仕上がってきた。さて、バランスはどうか。

地元、北海道で採ったミヤマクワガタ70ミリオーバー。

北海道では「ヒグマにやられるか、大型ミヤマを採るか」というくらい生息地が一致する。

帰ると食べたくなる、大沼国定公園・沼の家の大沼だんご。

アラガールホソアカクワガタの大アゴを粘土でつくる。ちょっと大きすぎるな・・。

 

2013年7月↓

サボテンから花が伸びてきた。

注文依頼されたカブトムシを制作中。制作しながらも、手を休めると虫たちが周りにたくさんいる。

プレハブを出てドアをバタンと閉めたら、頭にチクリ。ブーンという音がしたので、すぐ走って離れた。

ふり返ると、辺りをたくさんのスズメバチが飛び回っている。プレハブの軒下にスズメバチが巣を作っていたのだ。

痛みが3日続き、かゆみのような違和感が1週間かけて首筋まで広がった。

巣は、暗くなるのを待って長い竹でつつき落したが、あんな小さなスズメバチでも、結構な毒を持っているんだなあ。

 

2013年6月↓

アラガールホソアカクワガタを制作中。

毎年植えるニンニクを収穫した。こうして乾燥させると、とても絵になる。

七段花というアジサイ。苔玉に植えてあるが、茶色くなってきたので鉢に

移し替えようか・・・。

 

2013年5月↓

石の中に存在を感じる時もある。感じないのに彫らなければならない時もある。

しかし肝心なのは、どんな場合でも自分に言い訳しないことである。

言い訳をしたその瞬間から萎縮がはじまり、行き着く先はみじめで目も当てられない自分だ。

理想だけを追って生きられるほど、彫刻の道は甘くはない。しかし、恐ろしいのは

それを理由に理想をあきらめなけらばならないと思い込んでしまうことである。

 

出猩々モミジがあかい葉を出した。

春の芽吹きのエネルギーはすごい。生命の強さそのものである。

 

2013年4月4週目↓

黄色い砂岩と黒御影石。

 

2013年4月3週目↓

今年も花が咲いた、白鳥という名のサボテン。

 

2013年4月2週目↓

密集して冬を越した多肉植物たち。

これから太陽の光を浴びて、たくさん増えてもらおう。

 

2013年4月1週目↓

近所にあるお寺のイトザクラを見に行った。

推定樹齢300年ということだが・・・この樹も小さな苗だったのだ。

成長に時間がかかることを受け入れるのも、大切なことだと思う。

 

2013年3月4週目↓

庭にある小屋。けっこう気に入っている。

もともと五右衛門風呂だったが、中の壁や戸を取り払い、土壁を塗りなおしたりして少しずつ手を入れている。

そのうち五右衛門風呂にも浸かりたいし、作品を眺めながら茶を飲めるようにしたい。

 

2013年3月3週目↓

近所にザゼンソウの群生地がある。

行ってみるととてもたくさんのザゼンソウが咲いていた。

 

2013年3月2週目↓

植え替えを終えた植物と植え替えを待つ鉢たち。

3月になって一気に暖かくなったので、調子がおかしい。

 

2013年3月1週目↓

庭の福寿草が咲いた。今年は寒いため、かなり遅い開花となった。

植物の世話をするようになって、私は季節の変化に敏感になった。

気温、太陽の位置、芽の動き、葉のかたさ・・・見えなかったものが見えてくる。

これは、人として豊かになったということだろう。

 

2013年2月4週目↓

冬のお楽しみである標本の展足。手前はタカサゴミヤマ。

ポーズ(型)には長年試行錯誤を重ねてきたが、近頃ようやく自分の満足できる型が決まってきた。

 

2013年2月3週目↓

国風盆栽展に行ってきた。第二会場でヒメシャラの素材を購入。

盆栽は植物を楽しむ文化だが、その趣向は彫刻的な要素が多いと言える。

 

2013年2月2週目↓

庭の福寿草が芽を出してきた。

落ち葉の下に隠れていたので薄いピンク色だ。

 

2013年2月1週目↓

冬の寒さを楽しくさせてくれるのは、小型の薪ストーブ。

ゴーッと燃やしてお湯を沸かせば、ほっと一息。

軒下に薪を積み上げると土壁に風情を与えてくれる。

 

2013年1月4週目↓

釈迦堂遺跡博物館に行ってきた。山梨の縄文人の暮らしを知ることが出来てとてもおもしろい。

「土偶」という、新しい作品のヒントをもらった。

南アルプスと甲府盆地を望む見晴らしいの良い立地に、美しいケヤキが立っていた。

道路にその種を一粒見つけたので、実生してほうき立ちの盆栽として育ててみようと思う。

 

2013年1月3週目↓

アトリエにも雪が降った。石に雪が積もり、竹が雪の重さで頭を垂れている。

これを雪かきするのは、大変だが楽しいことだ。

 

2013年1月2週目↓

年賀状を届けてくれる、郵便屋さんのバイク・・・のようだがちょっと違う。

購入して13年にもなる愛車。

そういえば「これも虫みたいだね」と言われたことがあるが、何の虫だろう?

ハンドルが触角に似ているのだろうか。

 

2013年1月1週目↓

近所にある恵林寺に、初詣に行った。

この武田不動尊像は、武田家滅亡の際に織田軍の焼き討ちからも遁れたということだ。

 

 

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