ようこそ虫のアトリエへ。ここでは作品を生み出す現場、山梨のアトリエやその周辺の

身近な出来事を紹介します。月に一度更新するので、どうぞお楽しみに!      

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2014年12月更新↓

12月に入って、寒さが厳しくなってきた。北風が強いと水磨きも気合と工夫が必要になる。

 

一休み・・と石の上に寝そべったら、モズのはやにえだろうか。ハンノキの枝にバッタが刺さっている。

数日後にみると、バッタは無くなっていた。変わりに、りんごの芯を刺しておいた。

 

銅版画を制作中。慣れない作業なので、何度も試しながら進めるが、それも楽しい。

 

きれいに防御姿勢をとった三葉虫。色もクオリティーもカチッとしていて、とても気に入っている。

以前はレプリカを買ったこともるが、レプリカでは形だけしか情報を得られない。本物でないと

得られないことがたくさんあることがわかり、複製を集めるのはやめたのだ。

本物であることがどれほど大切であるか。真剣にものを創っていると、余計にそれがわかってくる。

 

作業机の標本たち。ライトつきルーペを使って見ると大迫力。

 

2014年11月↓

新作の赤い兜に象嵌を施す。寒くて接着剤の硬化が遅くなってきた。

この石はダイヤモンドカッターが減るのがとても早い。

 

ススキが一面に広がっている。遠くの山から、順に紅葉が降りてくるのがおもしろい。

 

   

コナラの小品盆栽と、自作鉢に植えたダイモンジソウ。

 

黄色と黒の大理石を接着。この模様は・・・あれですな。

 

 

 

2014年10月更新↓

今年も大文字草がきれいに咲いた。まるでセンコウ花火のようだ。

 

山梨での個展はとても反響があった。いろいろと思い出させてくれることが多かった。

やはり、時にはこういう場所で展示をしたいものだ。

 

信州旅行に行った。堀の水面に浮かぶ本丸は本当に美しかった。

乗鞍高原で。紅葉と温泉。

上田城の櫓を見上げる。ここを城攻めするのは遠慮したい。

 

2014年9月↓

ノコギリクワガタのアゴを石膏取りする。 大学にいた頃は、随分と恵まれた環境で制作していたなあ。

今は五右衛門風呂の小屋にシートを張って作業する。壁は土で出来ており、真冬に石膏取りをしていたら

硬化する前に氷の膜となってしまったこともある。

しかし、厳しい環境にあっても人は工夫して、困難を克服してゆくものだ。

最大の武器は「知恵」である。

 

札幌三越での個展のため、大洗からフェリーで苫小牧へ。風呂に浸かりながら太平洋を眺めていると、自分の日常が

とっても小さいことに気づく。ああ、私は小さいことであくせくしているなあと思う。

一人旅ということもあって、気楽に読書などしながら20時間ほど船旅を楽しんだ。

 

札幌に着いた。狸小路にあるラーメン屋で味噌とんこつを食べた。

今回は軽自動車に作品を積んで、移動すること2週間。合計2500kmの旅行となった。

函館近郊でクワガタ採集。残念ながらミヤマは採れなかった。普通なら9月に入っても採れるはずだが・・・

8月の長雨のせいで、長生きできなかったのかもしれない。

そのかわり、この木と木の間に隠れていた大型のコクワガタを採集。満足である。

 

2014年8月↓

キャンプ場でトラフカミキリを採った。

ゴライアス・クワドリマクラトスを制作中。

時間のかかる作業・・モザイクの並びが単調にならないよう気を配りながら進めてゆく。

石と石の隙間がまったく無いとつまらない仕上がりになるし、空きすぎるとだらしなく見える。

ちょうど良い加減でモザイクがすべて敷き詰まったとき、はじめてそれは塊になる。

 

 

2014年7月↓

スカラベの作品を制作中。

今年もゴマダラカミキリがたくさん飛び交っている。ハンノキカミキリもやってきた。

目を彫り下げて、それに合わせて黒曜石を瞳の大きさに削る。

これが黒曜石と大理石の部品。黒曜石は磨くとうっすらと黒い透明になるので、瞳に奥行きが出る。

何度もはめ込んでみて、微調整を繰り返す。

ノコギリクワガタを制作中。毎日暑くなってきた。

 

 

2014年6月↓

アトリエから挿し木で持ち帰った山アジサイが咲いた。白くてかわいらしい花だ。

サボテン・多肉フェアで購入したもの。

針金のような茎がひょろひょろと伸びた植物。先っぽにはつぼみがついている。

 

 

2014年5月↓

アトリエにこんなのが生えてきた。8センチくらいの立派なキノコだ。

 

 

クヌギの葉も出揃ったが、樹液が出るのはまだ先になりそう。 遠くの山も、緑色に芽吹いてきた。

 

赤い石と白い石。

 

リラの花が咲いた。自作の鉢で半懸崖風。

 

5月はヤナギが樹液を出す。まずはコクワとスジクワが出てくるだろう。

 

 

 

2014年4月↓

山梨の盆地ではこの時期、どこを走っていても桃の花が広がっている。

丘の上にはフルーツ公園がみえる。

 

フジザクラの盆栽を部屋に。

 

アトリエでは首がまだ仕上がっていない。もう1年半も手がけているが、ゆっくりと進んでいる。

 

トウカエデも葉が出揃った。

 

 

2014年3月↓

クリスマスローズが次々に咲いてきた。今年は寒さが長かったので、春の湿気がとてもうれしい。

 

トウカエデの盆栽を植え替えた。根の広がりが美しい。

 

アトリエの雪も溶け、陽も長くなって作業がしやすくなってきた。

 

庭の植物が、順番に動き出す。福寿草、ミニアイリス・・・

右下はフジザクラ盆栽のつぼみが膨らんできたところ。

 

展足した標本たち。自然なポーズで展足すると安心する。

 

 

 

2014年2月↓

山梨に降った雪は、人々の生活を不便にした。1日で110センチ以上など、なかなかあることではない。

1週間ぶりに車で走れるようになり、アトリエに行ったが、雪景色はやはり美しい。

甲府盆地の一角が海のようで、塩ノ山が島のようにみえる。

 

アトリエの雪かきをしようにも、雪の量が多すぎて運べない。通り道を作るのが精一杯だ。

1週間たってもこのありさまでは、しばらく溶ける見込みはない。さあ、どうしたものか。

 

テキスタイルの作家、奥由起子さんの作品。メノウ座布団(?)

存在感があり、部屋がぐっとオシャレになった。

 

少しずつ進んでゆく作品。

良くなったと思っても、翌日になると違っている。

その繰り返しが、苦難でもあり、至福でもある。

 

展足中のミヤマたち。モチーフ標本となる、自然な型を目指している。

先日、大宮インセクトフェスティバルに行ってきた。やはり甲虫は美しい。

 

 

2014年1月↓

アトリエからの帰り道。このコナラには夏になるとたくさんのコクワガタが行き交う。

 

自作の植木鉢を並べて植え替えの準備。

 

冬は草刈りをしなくていいのでラクだけれど、春が待ちどおしいな。

 

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